www.noble-label.net english
noble
home   new release   event   artist   catalog   shop   contact  
new release  
fantasica
N-qia
fantasica
2017-12-15
CD
NBL-222
¥2200 (without tax)
1. seven nights circus
2. time leaper
3. glitter
4. dream ocean
5. fouk
6. love transmitter
7. lost kids
8. like a little bird
9. light
10. lover’s rock
11. neondrive
【nobleオンラインショップ限定特典】N-qiaの未発表曲2曲のハイレゾWAV & mp3付き 予約注文する

Serph+女性ボーカリストNozomi = N-qia。4年ぶりとなるフルアルバムを、2017年12月15日にnobleより発売決定。

N-qiaは、電子音楽界のトリックスターSerphと、女性ボーカリストNozomiによるユニット。2011年の1stアルバムリリース以降、世界各国のネットレーベルから数多くの楽曲を発表し、2013年11月には、2ndアルバムにして初のフィジカル作品『Fringe Popcical』を、Virgin Babylon Recordsよりリリースした。(ちなみに当初N-qiaでは、Serphはその名を伏せて活動しており、2ndアルバム発表時に公とした。また、同作収録の「shootingstar」が、2017年夏にUNIQLOのTVCMに起用された。)

Serphによるカラフルでドリーミーなトラックと、Nozomiの透き通る歌声が映し出すファンタジックな光景は、世界中の音楽ファンを魅了し、カナダの女性アーティストGrimesは、その音楽性を「中田ヤスタカ+Cocteau Twins+パプリカ(※アニメーション映画)」と形容し絶賛している。

N-qiaにとって4年ぶり、3枚目のフルアルバムとなる本作『fantasica』で、二人はその独自性をよりポップに昇華。「オルタナティブ、エレクトロニック、ポップス」が描く三角形の中央に位置するサウンドをコンセプトに、Serphが楽曲に瑞々しくキュートなアレンジを施し、Nozomiの透明度の高い高音ボイスは、より純度と表現力を増している。ここで描かれるのは、イバラードのような、澄み渡る幻想世界を舞台とした、心おどる恋愛冒険活劇。N-qiaが征くファンタジーの王道。


noble

小野島大氏によるアルバム解説:

 N-qiaのニュー・アルバム『fantasica』の表すものは、現代を生きる私たちにとってのファンタジーであり、音楽はそのサウンドトラックである。夢、希望、幻想、喜び、ときめき、優しさ、愛。そんなものが溢れだしている。

 Serph / Reliqと、異なる名義でのソロ作品を精力的にリリースし続ける電子音楽家Takmaが、女性ヴォーカリストNozomiと組むユニットが、N-qiaである。結成は2010年7月。TakmaのMyspaceを見てNozomiがコンタクトをとったのがきっかけだった。翌年ファースト・アルバム『Kaleidoscope』を、2013年にセカンド『Fringe Popcical』を発表している。『fantasica』は、それ以来の3作目だが、その合間にEPやさまざまなコンピレーション、そしてSoundcloud等で膨大な数のトラックを発表している。今回発表された11曲はすべて新曲ではあるが、そうして発表した楽曲をアップデートしたようなものもある。

 2009年にSerph名義でデビューして以来、ほぼ毎年、時には年に3枚ものハイペースでアルバムを出し続けているTakmaにとって、楽曲を作り続けることは喜びも苦しみも含めて、「生活の一部」であるという。なかでもN-qiaは彼のポップ・サイドを全面的に展開したものだ。Takmaのプライベート・スタジオという小宇宙から生み出される、煌めく星屑のような楽曲の数々は、まずは特に「Serph向け」「Reliq向け」などとは考えず作られ、そののちそれぞれに振り分けられる。Nozomiというヴォーカリストがもっとも映え、活かされるトラックが、N-qia用として作り込まれていくのだろう。

 TakmaはNozomiのヴォーカリストとしての強みを「高音がすごく澄んでいる」「複雑なトラックへの即興的な反応の良さ」「ディレイやリバーブなどのエフェクトとの相性が抜群にいい」ことなどを挙げている。要はTakmaが作り出す魔術的なトラックと、Nozomiの声の相性は抜群なのだ。ある意味でSerphよりもReliqよりも、のびのびと制約なく作っているという印象すらある。彼女の声、そしてフェミニンな感性のきらめく日本語リリックが加わるだけで、俄然その世界はポップさを増す。そのポップ性は、たとえばカナダの宅録女子グライムスのような人がツイッターでN-qiaを絶賛したり、自身作成のSpotifyのプレイリストにN-qiaを加えている、という事実が示すように、国境を越えた評価を受けてもいる。

 タイトル「fantasica」は、「fantasy + Electronica」を表す造語で、Takmaは「なんとなく東欧的な響きがいいと思い決めた」という。今作のサウンド・コンセプトについては「『オルタナティブ、エレクトロニック、ポップス』が描く三角形の中央に位置するもの」であると説明する。だがその位置関係は聴く人によって、聴く場所によって、聴く時によって、いかようにも変わっていくだろう。それだけのフレキシブルな柔軟性をもった音楽だ。

 TakmaとNozomiの小宇宙から覗いた世界は、こんなにも美しく愛おしい。



小野島大

(c) noble page top